Last updated: 2020/12/19

あやとりの本

ここでは、あやとりの本を紹介しています。

改訂版 あやとり大全集

野口とも 著
主婦の友社
2020/12

2013年出版『完全版 あやとり大全集』の改訂版が2020年12月2日に刊行されました。改訂版として新しく「スカイタワー」や「マスク」など18作品を追加しています。 入門から初級・中級・上級と難易度別に解説していますので、子どもの育脳、大人の脳活と幅広い年代で楽しめるだけでなく、あやとりにまつわる様々なコラムも掲載し、見どころ満載の一冊になっています。

オセアニアのあやとり 1
オセアニアのあやとり 2
南北アメリカのあやとり
極北圏のあやとり
アジア・アフリカ・ヨーロッパのあやとり

野口とも 著
誠文堂新光社
2019/01-06

世界中から集められた貴重な伝承あやとりをカラー写真とイラストで紹介した「世界の伝承あやとり」シリーズ全5冊。あやとりの背景にある地域の文化にも触れ、子どもから大人まで楽しめる作品集です。 朝日新聞社のWEBページ 好書好日 でも紹介しています。

頭がよくなる育脳あやとり

野口とも 著
主婦の友社
2017/12

初級、中級、上級とステップアップしながらあやとりをすることで楽しみながら脳力を育てます。

あやとり学:起源から世界のあやとり・とり方まで

野口廣 著;こどもくらぶ 編
今人舎
2016/04

創作あやとりや世界の伝承あやとりだけでなく、あやとりの起源や文化にも触れた大型本。

完全版 あやとり大全集

野口廣 監修
主婦の友社
2013/12

見やすい大判本。

あやとり

野口廣 監修、シシドユキオ 文
文溪堂
2013/09

あやとりの起源、発見、役割、現状、魅力にも触れ、あやとりの奥深い世界へ読者を導きます。

取り方を紹介しているあやとりは5種:「そり」・「もちつき」・「はたおり」(以上、日本)、「くしゃみ」(カナダ先住民クワクワカワク)、「七夕」(創作)。

脳力アップ!あやとり

野口廣 監修
主婦の友社
2013/03

大人のあやとり』の続編であり、紹介あやとりの重複はない。

3才から遊べるはじめてのあやとり

野口廣 著
主婦の友社
2010/09

幼い子どもにもわかりやすいオールカラーのイラストによるあやとりの入門書。

たのしいあやとり:世界のあやとりがわかる 中級編

野口廣 著
土屋書店
2009/01

「引き潮」(岩の数が減少する「満ち潮」を含む)、オセアニアに広く分布する「大きな家」などをわかりやすく紹介。

たのしいあやとり:世界のあやとりがわかる 初級編

野口廣 著
土屋書店
2008/12

大きなカラーイラストで初心者にもわかりやすい。

あやとりの静と動

野口廣、シシドユキオ 著
所収:日本文化のかたち百科
丸善
2008/12

日本伝承あやとりの特色を海外あやとりとの比較を交えて述べています。興味のある方は図書館でご覧下さい。

Ys 2009/01/06

大人のあやとり:ひも1本で脳力活性!家族みんなで遊べる!

野口廣 監修;主婦の友社 編
主婦の友社
2008/01

2004年刊行の『やさしいあやとり』の内容を中心に、大人向け (?) に再編集。あらたに、「耳の大きな犬」、「白鳥」、「コウモリの群れ」、「火山」、「鬼」の取り方を初紹介。

こどもたちの算数力を高めるあやとり

野口廣 著
サンリオ
2007/12

横長の大判本、イラストも 次に取る糸の部分が赤色で示されていてわかりやすい。6才から10才位の子ども向け。

いっしょにあそぼう:アフリカの子どものあそび

イフェオマ・オニェフル 著;さくまゆみこ 訳;川口澄子 画
偕成社
2007/04
原著:Ifeoma Onyefulu ((1999) "A Book of African Games"

アフリカ (ナイジェリア・セネガル) の子どもたちの遊びや歌を写真やイラストで紹介した楽しい絵本。ナイジェリアの女の子があやとりをしている写真 (カバーも) もあります。19世紀末期以来、〈外の世界〉の人間が世界各地のさまざまな文化社会を訪れあやとりを集めてきました。この絵本を見ていると、ようやく、その社会に属する人々が自らの手で昔から受け継がれてきたあやとりを紹介する時代が到来したことを感じます。

Ys 2007/04/14

世界あやとり紀行 精霊の遊戯

シシドユキオ、野口廣、マーク・A・シャーマン 著;INAXギャラリー企画委員会 企画
INAX出版
2006/12

これまでほとんど知られていなかった世界のあやとりの真の姿を、現地であやとりする人々や伝承あやとりパターンの美しい写真に解説とイラストを添えて紹介。また、ISFA国際あやとり協会の創立者野口廣と現会長 M. シャーマンが、協会設立から現在に至るまでの経緯、活動内容について語っています。日本伝承あやとり「お守り」、ネイティブ・アメリカンの占いあやとり「赤ん坊占い」の取り方を本邦初公開 (あやとりの取り方は4種のみ掲載)。これまでに類書のないユニークな内容のこの本は9月に第2版が刊行されました。

Ys 2007/10/01
正誤表 (第1版)
ページコメント
31民族誌学者民族学者
39アザラシ革のバッグ二つの腎臓
39ユピックユッピク
39ニコライさんの記事の出典番号:722
50ガイアナ6行目:ワピシュナワピシャナ
54あやとりは南に隣接するムボムの人びとが大昔からやっていた、アカンダゴと呼ばれる遊びだそうです「アカンダゴと呼ばれる」を削除「アカンダゴ」はザンデ (=アザンデ) 社会での呼び名です
56写真のあやとりの名称:「ほうき」「手」日本の「ほうき」と同じあやとり
63「キツネとクジラ」:浜に打ち上げられたクジラをキツネが浜に打ち上げられたクジラを狙うキツネが
71参考文献10:the Adnyamatathe Adnyamatana

『世界あやとり紀行 — 精霊の遊戯』展が、東京、大阪、名古屋を巡回しました。 トピックス 144 146 148

北の遊び:あやとりとお手玉

谷本一之 著
所収:季刊誌 Arctic Circle 56号
北方文化振興協会
2005/09

セント・ローレンス島 (1979年)、カナダ・ホルマン島 (1985年) での伝承あやとり見聞録が短いながらも面白い。

Ys 2007/01/07

アボリジニの世界:ドリームタイムと始まりの日の声

ロバート・ローラー 著、長尾力 訳
青土社
2003/01
原著:Lawlor, Robert (1991) "VOICES OF THE FIRST DAY − Awakening in The Aboriginal Dreamtime"

つくろう!あそぼう!あやとり遊び:人気のTVキャラクターやいきもの :どうぐやのりもの

福田けい 監修
婦人生活社
2000/01

アンパンマンとあそぼう あやとり

やなせたかし 原作;有木昭久 編著
フレーベル館
2000/01

リングを使う名作「金魚」はこれが初出。

宇宙を彩る — 綾とり・組紐文の呪術

岡本太郎 著
所収:わが世界美術史 美の呪力 pp.151-165
みすず書房
1999/06

ニュージーランド神話:マオリの伝承世界

アントニー・アルパーズ 編著;井上英明 訳
青土社
1997/07
原著:(retold by) Alpers. A (1964) "MAORI MYTHS & TRIBAL LEGENDS"

「Maui マウイ」の神話・伝説や、幻の故郷「ハワイキ」からのカヌー移住伝説を収録。マウイは半人半神の〈文化をもたらしたヒーロー/トリックスター〉、「FAI:あやとり」の発明者でもある (pp.81)。この青土社本は、1982年に刊行されたサイマル出版社『マオリ神話:南太平洋の神々と英雄たち』の改訂版。サイマル版に未掲載の「綾取りをするマオリ古老」の写真も掲載されている (pp.83)。 トピックス 036 122

Ys

日本の綾取

夏堀謹二郎 著
有紀書房
1986/12

著者は若い頃に柳田民俗学に傾倒。以後、アマチュア研究家として東北地方の民俗調査を続ける。この本は1950年代から80年代にかけてのあやとり調査の集大成。あやとり資料編では、83種の文献資料からあやとりに関係する記述を抜書き。郷土史関係の入手困難な文献も多く含まれる。なお、氏の考案した「伝承あやとり系統図」や収集あやとりは、本書刊行に先立って、『科学朝日』の特集記事や『楽しいあやとり遊び』で公表されている。 トピックス 007 078

Ys

エスキモー・アイヌ・日本-北方諸民族の音と文化の系譜

谷本一之 著
所収:ニッポンの根っこ 総特集 pp.248-255
青土社
1984/07

1979年、アラスカ西方のセント・ローレンス島で撮影された写真を掲載。

Ys

あやとりいととり 1・2・3

さいとうたま 採取・文;つじむらますろう 絵
福音館書店
1982/11

1970年代に著者が全国各地を回って、おもに高齢者から集めた伝承あやとりの数々。日本の伝承あやとり本の決定版。各地での「あやとり遊び」の呼称や、「はしご」の異称も掲載。現在でも入手可能なロングセラー絵本。《さいとうたま あやとりコレクション

Ys

あやとり入門

有木昭久 著
保育社
1981/10

色とりどりの糸で作ったあやとりをカラー写真で紹介。 トピックス 070 128

図形あそびの世界

野口広 編著
講談社
1981/08

自然のかたち、結び目、折り紙、あやとりなどを通じて「図形の世界」へいざなう好著。「あやとり」の章では、ニュージーランドの先住民、マオリの伝承あやとり8種を興味深い解説を添えて紹介 (取り方各ステップの写真付):キーウィ、ワヒネとタネ、タマのカヌー~太平洋~冥界、モウティ/モチ、女の口のいれずみ、霊のジャンプ、アラ・ピィキピィキ・ア・タファキ、絡む輪。

Ys

あやとり

野口広 著
大陸書房
1980/09

ハワイ、ナウルなど他の本には見られないあやとりも紹介。しかし、‘著者の校正なしで出版’ という雑な本作りのため、名称、解説、取り方の記述に誤りが多い。

Ys

たのしい創作あやとり

神谷和男 著
日本文芸社
1980/07

創作あやとりの第一人者による、子供でも楽しく取れるあやとりの数々を紹介。 トピックス 097

遊びの百科全書 4:図形工房

野口広 編 - 野口広 (総説、あやとり)、高木茂男・中村義作 (パズル)、椚国男 (古墳)、矢島文夫 (アラベスク)、笠原邦彦 (折り紙)、戸村浩 (ムーブ・フォルム)
日本ブリタニカ
1980/01

パズル・遊びや古代建造物などを通して、「図形」の魅力に迫る。自然の造形物から安野光雅の作品まで、カラー図版も豊富。「…遊びは、気のおもむくままに、しかも比較的容易に目的が達成でき、かつ庶民的でもあるという性質により、科学や芸術に比してステイタスは高くない。あやとりもその例にもれず、特に日本では女子供の遊びとなっていた。しかし、そうした地域はむしろ例外的で、大部分の地域では、あやとりは成年男子の遊びであり、とくに昔はあやとりは儀式や呪術と結びついて、今日の科学や芸術と同等以上のステイタスをもっていたと思える。つまり昔のこうした地域の人々にとって、あやとりはちょうど我々の科学・芸術と同じ文化 – 精神活動の成果 – とみなせるものであったようだ。…」(野口広「遊びのなかの幾何学」 pp.40-41)

他にも、トポロジーから見た「あやとり」への言及や、世界のあやとりの紹介がある (pp.40-42, 43-46, 116-117, 147-149)。芸術、科学、遊びの視点から「美の幾何学」を論じた書は、古今東西数多 (あまた) あるが、その素材として「あやとり」が仲間入りしたのはこの書が初めてと思われる。

Ys

あやとりあそび:心をかよわす

江口雅彦 著
ユニコン出版
1976/09

世界各地のさまざまなあやとりを紹介しながら、創作のコツを伝授。たとえば、「カリブー」に顔の表情を豊かにする技法を用いて「バンビ」を作る。あるいは、「テントの扉」に、ひねりを加えて、より複雑な形に変える。このように、ちょっとした工夫で、伝承あやとりを発展させることができることを示した、創作あやとりファン必見の書。

TS

あやとり いろいろな段の「はしご」を作る

中村義作 著
所収:数理パズル
中央公論社
1976/03

科学朝日『「あやとり」でいろんな段の「はしご」を作る』に加筆。

世界のあやとり傑作選

有木昭久、湯浅清四郎 著
黎明書房
1974/08

あやとり

野口広 著
河出書房新社
1973/12

日本の伝承に加え、約40種の海外の伝承あやとりを初めて紹介。あやとりは「古くから伝わる日本固有の子どもの遊び」ではなく、「世界各地にある人類共通の原初的な芸術」という新たな認識をもたらした画期的な著作。写真による取り方説明や、「あやとりの数学」にも言及するなど大人向けの本作りが成功してベストセラーとなり、1970年代の ‘(プチ) あやとりブーム’ を巻き起こす。

あやとり 続

野口広 著
河出書房新社
1974/06

あやとり 続々

野口広 著
河出書房新社
1975/09

好評を得た『あやとり』の続編。あやとりの奥深い世界に興味のある方には必見の三部作。

楽しいあやとり遊び

有木昭久、湯浅清四郎 著
黎明書房
1973/04

日本の伝承あやとりに、お話や歌をつけるなど、子ども向けに様々な工夫がされている。この本も増刷を重ねた。

エスキモーの歌

小泉文夫 著
所収:フィルハーモニー
NHK交響楽団
1968/04, 07, 08
所収:エスキモーの歌 – 民族音楽紀行
青土社
1978/07
所収:小泉文夫著作選集 3
学研
2003/09

アメリカ・インディアンの歌

小泉文夫 著
所収:フィルハーモニー
NHK交響楽団
1968/10, 11
所収:エスキモーの歌 – 民族音楽紀行
青土社
1978/07
所収:民族音楽紀行:エスキモーの歌 小泉文夫著作選集 3 pp.57-58
学習研究社
2003/09

アジアのわらべうた

小泉文夫 著
所収:あんさんぶる
1975/06
所収:呼吸する民族音楽
青土社
1983/05
所収:呼吸する民族音楽 小泉文夫著作選集 2
学習研究社
2003/08

小泉文夫 民族音楽の世界

小泉文夫 著
日本放送出版協会
1985/07

著者は1957年から世界各地を訪れ「人類の音楽文化」を調査研究、多大な業績を残した音楽学者です。その成果をメディアを通じて積極的に紹介、坂本龍一ら若いミュージシャンに大きな影響を与えただけでなく、広く一般にも世界の ‘民族音楽’ の素晴らしさを伝えることに成功しました。

上記文献には、極北圏やニュージーランド・マオリの「あやとり」についての短い記述が見られます。しかし筆者は、そのような直接の言及よりも、‘音楽以前の音楽’ である「わらべうた、遊び唄」についての考察や、根元的な「人間の歌」を歌うセイロン島 (スリランカ) のヴェッダについての文章 (「人間の歌の根元にあるもの」:「空想音楽大学」小泉文夫著作選集4巻) の方に強く引かれています。「あやとり」もまた「歌う」ことと同じように原初的な人間行為です。それで、「人間にとって ‘あやとり’ とは何か?」を考える時、根元的な「歌」を追究する小泉氏の方法論や思索が大きな示唆を与えてくれるように思えるのです。

病魔に倒れることなくあの卓越した研究・啓蒙活動を続けておられれば、私たちは「あやとり」についても氏からもっと多くのことを学ぶことができたでしょう。56歳での急逝は今でも惜しまれます。

Ys 2006/02/19

日本伝承のあそび読本

加古里子 著
pp.134-176
福音館書店
1967/04

イラスト説明付きの14種のあやとりとトリック6種を収録。これ以前にも、学習雑誌などに「はしご」や「トリック」の紹介はあったが、「あやとり」の本としては、これが第1号と思われる。